踊り

第六十七回共通テーマ「踊り」の記事です。

踊り‥‥といって何か思いつくことと言えば、中学校の創作ダンスの授業のグループ分けが「2人以上で仲良い人同士で」という典型的ぼっち殺しパターンだったことにより、「僕」「僕以外の男子全員」に綺麗に分かれるという思い出くらいしかなかったので、それについて一度書いてみたのですが、見るに堪えないただの愚痴になってしまったのでやめました。

大体「2人以上でグループを作る」とは何なのか! 「2人グループ」なら、まだ人数が偶数なら誰かとグループ組めることになる可能性が残っているというのに。「2人以上」なんて設定にしたら、ぼっちはどう足掻いてもぼっちになってしまうではないか。まぁ、僕くらいのぼっちになると、人数が偶数である上で2人組作れと言われてもぼっちになるのですが。と、結局愚痴になっているのでこの話はもうやめましょう。

といっても、小さい頃からぼっちで引きこもりで引っ込み思案な僕にとって、「踊り」などという行為はリア充にしか許されない神聖的儀式であり、住む世界に大きな隔たりを感じているのだ。例えるなら、僕にとって「ダンス部の踊り」も「シャーマンの儀礼的な踊り」も同じくらい遠い存在であると言える。

という訳で、踊りに関するこれといった思い出がありません。なので結局ゲームの話をする訳ですが、結構「踊り子」的な職業って、ゲームにも居ますよね。何かの踊りを踊ることで、味方のステータスを上げるとか、何かしらの影響を与えるとか、そういったサポート能力に優れている。そんな中で、剣で戦う踊り子って素晴らしいですよね。RPGにおいては、「踊り子=剣の舞」みたいな所あるし、よくある設定かもしれないけど。

こう、舞うような動きで相手を翻弄しつつ、剣でもって敵を絶命させるスタイリッシュさに中二心的な何かがくすぐられるの。一撃の威力は無いけど、流れるような連続攻撃で攻め立てていくスタイルだといいですね。そして剣は曲刀なの。サーベルでもシャムシールでもいいけど、こう、儀礼的な意味が込められてそうな、飾りがついてるような剣だったりするとまたいいですね。一見戦いに向いてなさそうな剣でもって、本職の剣使いと互角以上の戦いを繰り広げるのだ。でも怪力自慢の相手に力負けしちゃって、ピンチに陥る所を味方に助けてもらったりしてるといいですね。踊りに見せかけた暗殺技術なんてのも持ってたりするとそそられますね。鴻門の会で劉邦を暗殺すべく剣の舞を披露した項荘の如く、踊りながら敵幹部の暗殺を狙う踊り子系ヒロインとか胸が高鳴りますね。

あーあ、体育の創作ダンスの時にクラスにそんな踊り子が居て、ぼっちの僕を見かねてグループを組んでくれて一緒にダンスを踊り、手作りチョコレートをくれて、休日に一緒にダンレボで遊べたりできたらよかったのに。

 

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